スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

4月, 2025の投稿を表示しています

好きだった気持ちを確かめたくて

明日からイタリア映画祭 イタリア映画祭2025公式サイトはこちら → https://www.asahi.com/italia/2025/ 久しぶりにイタリア映画祭を堪能することにしました。 コロナ以降、足が遠のいていたのと、昨年はどうしても見る気が起きませんでした。 昨年はパレスチナへの「連帯」の気持ちから 2023年10月以降、ガザへの連帯の気持ちが強く、 西洋文化に触れること自体に嫌悪感が湧いています。 今も葛藤は続いている 今もその気持ちは続いています。 それでも、なぜ自分は長年イタリア文化に惹かれ、イタリア映画を愛してきたのか? 自分に問いかける意味も込めて、今年は思い切って観てみることにしました。 イタリアと、映画が好きだからこそ イタリア、そして映画はやっぱり好き。 心を揺さぶられたり、新しい視点をもらえたりすることがある。 だから、再度向き合ってみたいと思いました。 観たいけれど観られない配信作品 イタリア映画とは関係ありませんが、 配信では観たい作品が他にもあります。 たとえば、真田広之さん主演の『SHOGUN』など。 けれど、ディズニー社がイスラエル支援を行っていることを考えると、どうしてもボイコットする必要を感じ、ディズニー社の配信は見ることができない。 制作者には申し訳ないけど、 見ないことが、パレスチナへの連帯につながると信じています。 これからGW、映画漬けの毎日へ 母のデイケアの日を除き(母は出発の準備などができないので) 明日からはほぼ毎日、イタリア映画三昧の日々となる予定。 映画を観る時間を、「好きだった気持ちを確かめる」時間にしたいと思います。 いっぱい購入済みのチケット(笑)😄💦 体力勝負だね、会場で寝ないようにしなきゃ(笑) イタリア映画祭の感想はこちら→ https://shiinakajima.blogspot.com/2025/05/2025.html

横浜中華街の定番ヴィーガンランチ  「好記園」でいつものひととき

ヴィーガンの私がよく行くお店です。 ヴィーガン中華が食べれるって幸せだー😍 中国は素食といって、結構ヴィーガンのお店はあるのに、 私が知る限り、横浜中華街でヴィーガンメニューがあるのはここだけ。 他にあったら知りたいです!! いくら検索しても出てこないのよね。 だから、とっても貴重な 「好記園」 横浜中華街の南門シルクロードにあります。 横浜市中区山下町106 斜め前には 橫濱媽祖廟(中国の寺院)がありますので目印です。 この日は、ネギのパイみたいなもの(メニュー名忘れてしまいました) 必ず注文する台湾焼きそば あと、テイクアウト用に春巻きも(これは夕ご飯用に) いつも私は持ち帰り用のお弁当箱を持参しますが、 食べきれなかったらお店の人に言えばすぐにパックに詰めてくれますよ。 このヴィーガン焼きそばが大好きです。 麺が素朴な小麦の風味でとっても美味しい。日本では売っているのをみたことがない麺です。 これ、欲しいなあ・・・といつも思います。  

映画『104歳、哲代さんのひとり暮らし』感想レビュー|可愛い笑顔と優しさに満ちたドキュメンタリー

  広島県尾道でひとり暮らしを続ける哲代さんの、101歳から104歳までの暮らしを描いたドキュメンタリー映画『104歳、哲代さんのひとり暮らし』。 監督:山本和宏さん。 シネスイッチ銀座で鑑賞してきました。 この映画は、哲代さんの自然な笑顔、穏やかな生活、そして周囲の温かなサポートに溢れた日常を優しい目線で追いかけています。 見終わった後、心がじんわり温かくなる、そんな作品でした。 広島・尾道で一人暮らしを続ける哲代さん 子どもを授からなかった哲代さんは、夫に先立たれた後も、広島県尾道の家で長年ひとり暮らしを続けています。 ですが、実際には地域の人たちや姪っ子さんたちが、絶妙な距離感で彼女を支えていて、決して"孤独"ではない暮らし。 自然体で笑顔を絶やさない哲代さんの姿が、とても愛おしく映りました。 104 歳とは思えない滑舌と会話力 まず驚かされたのは、哲代さんのはっきりとした滑舌と、なめらかな会話力。 とても104歳とは思えない元気さで、前向きな言葉が次々と飛び出します。 「頑張らない」「無理なことは望まない」という、自然体の生き方が滲み出ていて、とても心に残りました。 さらに哲代さんは、地域のみんなと「仲良しクラブ」を作り、定期的に集まって会話やお茶を楽しんでいました。 その場に大正琴を持って行き、自作の曲を大きな声で披露することも。 思わず笑ってしまうような妙な曲でしたが、その朗らかさと声を出す姿がとても健康的で、体にも心にも良さそうに見えました。 高齢による衰えも愛おしい 一方で、映画の中では哲代さんの「高齢ならでは」のエピソードも描かれます。 片付けができず物がなくなる、小さな記憶違い、薬の飲み忘れ…。 「あれ?うちの母と一緒だ!」と親近感が湧く場面がたくさん。 家族だとイライラしてしまうことも、映画を通して見るとただの微笑ましいシーンになり、反省させられました。 火事未遂と IH コンロへの切り替え 特に印象的だったのは、ガス台からIHコンロに変えたエピソード。 割烹着と髪の毛に火がついてしまうという事故未遂があり、姪っ子さんたちが「もう火は危ない」と判断。 哲代さん本人はその出来事をすっかり忘れており、 「まあ、生きてるんだから大丈夫だったんじゃない?」と笑い飛ばす様子が可愛らしかったです。 「あれ、どこ行った?」お誕生日ブラウス...

映画「ハッピー☆エンド」レビュー | 在宅緩和ケアで描く最期の幸せな生き方

映画『ハッピーエンド』 シネスイッチ銀座にて鑑賞。 人生の終わりを“幸せ”で締めくくるために ( 在宅緩和ケアが描く、最期の生き方) 昨日、在宅緩和ケアのドキュメンタリー映画『ハッピーエンド』を観てきました。 上映後には、オオタヴィン監督と在宅緩和ケア医・萬田緑平先生、そして俳優の佐藤浩市さんによるトークショーもあり、忘れられない一日になりました。 映画『ハッピーエンド』のメッセージ:死は敗北ではなく、ハッピーエンドであるべきだ (在宅緩和ケアが描く、最期の生き方) この映画に登場する5つの家族が、最期までその人らしく過ごし、“ハッピーエンド”を迎える姿に、ただただ感動しました。 萬田 緑平 先生の「病院では死は敗北とされるが、本来、死はハッピーエンドであるべきだ」という言葉が心に残ります。 癌の痛みを医療用麻薬で取り除くことで、患者さんは死の直前まで好きなことをして過ごすことができる。 「寿命は自分で決めましょうよ」と語る萬田 緑平 先生の姿勢に、深く共感しました。 「今日は死ぬには良い日だ」 ( 佐藤浩市さんによる詩の朗読が胸を打つ) 佐藤浩市さんが朗読した、アメリカ先住民の詩も印象的でした。 「今日は死ぬには良い日だ」——それは悲しみではなく、凛とした受け入れの言葉として響きました。 萬田 緑平 先生は以前からこの詩は好きだったが、佐藤浩市さんの朗読を聞いて「俳優ってすごいね!」とものすごく心が震えたと言っていました。 私も同じ気持ちになりました。 父の闘病を思い出して ( 50代前半で亡くなった父と、あの時代の医療) 私は若い頃、父を癌で亡くしました。 まだ50代前半だった父は、5年間治療に苦しみながら、骨と皮になり、ただ延命される日々を過ごしました。 当時(1985年頃)の日本では、患者本人に病名を告げないのが当たり前。 「なぜ父に真実を知らせてあげられないのか」「なぜ本人ではなく、家族が父の運命を決めるのか」と、怒りと悲しみでいっぱいだった記憶があります。 けれど、今の日本は本人にきちんと告知し、選択肢が持てるのが当たり前の時代になっています。 社会はちゃんと変わっているんだな、としみじみ思いました。とても良い変化だと思います。 映画を観たあとに残った“ひとつの思い” ( 一人で人生を終えることへの希望と現実) 映画の終盤は、それぞれの患者の看取りシーン...