道成寺とFORO ROMANO
少し前のことですが
ある方のご招待で 能 「道成寺」を見せて頂きました。国立能楽堂 最前列 ど真ん中での 能初体験
ご招待してくださった方はすぐ後ろの席。
こりゃ、居眠りこいたら 大変なこっちゃ(笑)
お腹いっぱいだと眠くなっちゃうから、空腹で挑みました。
会場でご招待くださった方に会った時に そのことを言ったら
「腹時計といびきの大合唱になったりしてね」 😆と言われ
みんなでアハハハ大爆笑しながら 着席。
緊張~~~
どうぞ腹時計が鳴りませんように。居眠りこきませんように。
能を見るのは小学生の課外授業かなにかのとき以来でした。
(日本人としてお恥ずかしゅうございます・・・)
道成寺のストーリーの中で
白拍子が蛇に変化していくシーンがあるのですが
もーーーこれが 我慢比べ。
何十回 何百回? 同じ繰り返しに見える聞こえる
永遠に続く 鼓との掛け合い
同じシーンが15分を経過した辺りから
「いったい 何の罰ゲームなの?」 と思うくらい
睡魔が襲う。
ちょっと 睡魔に勝てず気を失ったような?気もするけど
舞台は一向にシーンが動かない。 数十分も同じシーンだ。
だけどですね、
これがこれが
観終わってジワジワと 心に伝わってきたんですよ。本当に。
どうしてあんなにしつこく同じことを繰り返す必要があるのか
いくらなんでも 長すぎる。
でも どうして? 理由があるでしょう?
いつも頭のどこかに その疑問が引っかかっておりました。
今は、すごく良くわかるんです。不思議です。
白拍子の怨み、
蛇に化身するまでの心の葛藤
あの長い時間が必要なんだ。
そう思うと、能役者さんの じれったすぎる足の動き
つま先の恨めしさ
もう 全部の気持ち、気合いがビンビン伝わってくる。
ああ、もう一度観たい。
その気持ちを先日 招待くださった方にお伝えしたんです。
そしたら
「げ。また招待しなきゃ ならないじゃないですか(笑)」と笑われ
そのあとに
「しいさん。
焦るな焦るな。
あなたのFORO ROMANOも同じ。
常に新しいことをしようなんて思うな。
しつこく繰り返していいんです。
そして ふっと気が抜けた時に出来るあなたの作品は
きっと魅力的です」
めっちゃ 嬉しかったですよ。
泣きそうになっちゃった。
そのためにイタリア 行くんですね。
このままじゃ FORO ROMANO 終われないもの。
再認識させて頂いたようです。
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